どうも、潜り鉄です。
おととしの秋に諸事情で三重県南部の尾鷲に用事があり、さらに後日京都へ行くことになっていたのでついでに和歌山への初上陸がてら潜ることにしました。
こうして図らずも紀伊半島1週の潜り鉄旅行が始まるのでした。
名古屋から潜り鉄スタート!
今回は名古屋から特急南紀号でスタートです。当時はHC85系がまだデビューしておらず、キハ85型がJR東海管内の各所で活躍していました。乗り心地抜群のキハ85ですが、南紀エリアでも近く置き換えられるのでご乗車はお早めに...。
それはさておき、名古屋からスタートです。
特急南紀号で快適乗車
名古屋を出ると河原田までは関西本線、河原田から津までは伊勢鉄道線、そして津からいよいよ紀勢本線に入ります。松阪までは並走する近鉄とデッドヒートを繰り広げ、松阪を過ぎて多気からはいよいよ秘境に入ります。
山間を縫うように走行していたのかと思えば突然進行方向左手に海が見えたりするのでまばたき厳禁です(笑)。
南紀号自体は和歌山県の新宮・紀伊勝浦方面まで南下を続けますが、用事のあった尾鷲でいったん下車しました。名古屋からの所要時間は2時間40分程度です。
尾鷲から再開!1発目は長距離ロングシート(笑)
尾鷲からは午前5時50分の普通列車新宮行でスタートです。新宮までは1時間40分程度の乗車で、海がよく見える風光明媚な車窓を楽しめる区間ですが、さすがに秋の早朝は真っ暗でした。
しかも風光明媚な区間とは言えども普通列車はなんとロングシートです(笑)。今回は尾鷲からの乗車だったのであまり長くはありませんが、亀山発新宮行に乗れば4時間少々にわたってロングシートで修行することになります....。
新宮からはオーシャンアロー(特急くろしお)に課金!
1時間40分の修行が終わったら8時半ごろの特急まで1時間ほど待ち時間があるので、その間に近くのスーパーで朝ご飯の弁当を購入しました。
今回乗車したのはオーシャンアローと呼ばれる編成の特急くろしお号で、古座まで50分の乗車です。さらに1時間待てば普通列車がありますが、いかんせん古座でダイビングするのでなんとしても10時までにつく必要があったのでここは特急課金やむなしです。
ちなみに、当時は自由席がありましたが、去年のダイヤ改正で全席指定席になりました。
それにしても特急を降り立った古座駅が無人駅だったかと思えばモンベルの店舗がしれっと入っていたときの衝撃は忘れられないです。
それにしても今はどうなってるやら....。
古座はどんな場所?
和歌山県のダイビングスポットというと串本や白浜などが有名ですが、和歌山県のダイビングスポットはそれ以外にもたくさんの場所に点在しています。
古座もその1つで、串本からは2駅しか離れておらず、古座もまた串本町の一部だったりします。串本町おそるべし。
古座はダイビングスポットとしてはどちらかというと穴場スポットではありますが、ダイビングポイントは串本に劣らずダイナミックです。(なお、ダイブスタイルは基本的にボートです。)
ダイビングポイントはざっと外海(ブラックトンネルなど)と沿岸寄り(上ノ島など)の2種類で楽しむといったところでしょう。
また、古座駅の近くを流れる古座川の上流部ではオオサンショウウオなどを見れたりと、古座の秘めるポテンシャルは計り知れません。
参考までに当時使ったダイビングショップのURLもどうぞ!↓
いざ古座で潜ってみると....
今回は外海と沿岸寄りのポイントを1箇所ずつ攻略しました。
初めてのポイントでしたが1つ言うことがあるとすれば....ストロボがあるとすごく楽しいです(笑)。
それでは早速見ていきましょう。
1本目:ブラックトンネル
1本目は外海側のブラックトンネルから攻略です。
一言で表すととにかくダイナミックです。まずは一面に咲き乱れるソフトコーラルのお花畑を散歩しましょう。それにしても青かぶれしてるのが悔しい.....。
写真には写っていませんが実は魚影も爆発していまして、黄色いコガネスズメダイやらイサキやらキンギョハナダイやら.....。しかし殆ど撮影できなかった.....涙
唯一しっかり撮れたのはホウライヒメジの集団でした。あまり群れるイメージがありませんが、大きさもそれなりにあるので群れると案外迫力があります。後はストロボがあれば綺麗な赤が映るのですが.....。
そしてこのポイントの一番の名物は天井が水深30m前後のブラックトンネルと呼ばれるアーチなのですが申し訳ありません。
興奮のあまりに撮影するのを完全に忘れていました。天井にはイボヤギ(?)のお花畑が広がっていて暗闇の中でサクラダイが咲き乱れるかのように泳いでいる様は本当に絵になります。
今はストロボを持っているので再戦を誓います。
2本目:上ノ島
2本目は沿岸寄りの上ノ島というポイントでまったりダイビングです。外海とは大きく様子が変わって水底は若干泥っぽいようなそうじゃないような....そんなところの根を攻略していく感じですね。
ブラックトンネルはワイドがメインでしたがここはどちらかというとマクロがメインといったところでしょうか。
それにしても適当にフラッシュたいたら思いがけず魚が写り込んでいた時の衝撃ですね。
ノコギリヨウジは尊い....。
イソギンチャクを覗き込むと透明なアカホシカクレエビカザリイソギンチャクエビがまったり過ごしていたりします。写真のエビ以外にも色々なエビがくつろいでいることもあるので積極的に覗きにいきましょう(笑)。
そういえばクマノミもいましたね。
そんな感じで2本目はマクロ中心で攻略したのでした。
アフターダイブは新大阪まで3時間40分の旅
アフターダイブは京都に用事があったので特急くろしお号に再び乗り込みます。今度はサンダーバード顔の283系でした。
うん、かっこいい!
新大阪まで3時間40分の旅なのでおやつやコーヒーなどたらふく持ち込みたいところですが古座駅にコンビニはありません(笑)。ダイビングショップでもらった茶葉をお湯の入った水筒に入れてまったり過ごすことにしました。
長いこと海沿いを走るので車窓が素晴らしいです。あ、撮影し忘れた.....。
ちなみに当時は自由席に飛び乗ることができましたが、今では全車指定席なので潜る前に予め席を確保した方がよさそうです。
終わりに
肝心なブラックトンネルのアーチを撮影し忘れたので絶対リベンジします(笑)。
それまで楽しみにしていてください。
さて、次回は東海道本線、伊東線と東伊豆(富戸、IOP)を満喫していきます。
更新頻度は気まぐれですが引き続き見守っていただけますと幸いです。