【潜り鉄記録】桜島フェリーのうどんで温まる桜島ダイビング②
ブログを数日おきにアップデートする人ってすごいなぁと思いながら気が付けば1か月放置していた筆者です。
さて、前回に続いて桜島を潜っていきます!
アフターダイブのフェリーで食べるうどんは堪らんです....。
2本目はケイレ湾!ダイビングポイント概要
桜島で一二を争う有名な(?)ダイビングポイントにケイレ湾もあります。
①で紹介した袴腰からは烏島展望所へ向かって10分程度南下し、水原秋桜子句碑からアクセスします。
ケイレ湾も袴腰とはまた別の方向で桜島らしい、個性的なポイントです。
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穏やかな浅い内湾
①で紹介した袴腰は時にエクストリーム(?)になることがありますが、ケイレ湾の場合は正反対です。
というのも、上記の地図にもあるように入り江のような内湾になっているので海況はほぼいつもと言っていいぐらいに穏やかです。
流れることももちろんなく、水深も10mいくかいかないかという程度なのでビギナーでも問題なく潜れます。
ただし、水底は火山灰でできた泥になっており、簡単に舞い上がるので中世浮力はマスターしておくことを推奨します。
漁船の墓場?
古くから穏やかな入り江や内湾には荒天時に船舶を避難させたりするもので、ケイレ湾もうってつけな場所です。
いつからかは分かりませんが、そのケイレ湾では使われなくなった小型漁船などが滞留しており、一部はそのまま沈んでいます。
背景には感心しませんが、沈んだ漁船には多くの生き物が隠れており、ちょっとした沈船ダイビング(?)も楽しめます。
なお余談ですが、写真でぼやけて見えるのは表層に周囲から流れ込んできた湧き水が混ざっているためです。
海底温泉
桜島は活火山です。
つまり、この一帯は温泉がよく湧くのですが、陸上に限った話ではありません。
ケイレ湾だけに限ったことではないのですが、桜島では海底から温泉が湧いている光景もよく見られます。
温泉の噴き出し口付近は水温の違いからまるで透明なカーテンでもかかったような、モヤモヤしたような感じで様子が異なるので、そこを見つけましょう。
或いは不自然に茶色くなっているところを見つけるのもポイントで、その茶色のものこそ温泉ではお馴染みの湯ノ花だからです。
実際に近くに手を突っ込んでみると温かいですよぉ♪
エントリーに用心!
序盤でビギナーにも優しいとか言っておきながらここで白状せねばならないことがあります。
エントリー時にまず勾配が少し急な階段の洗礼を受けます(笑)。
階段を抜けていよいよいつものようにビーチエントリーかと思えば、ちょっと待った!
浅いとは言いましたが、エントリーしてから水深がすぐに、それも一気にすとーんと5mくらいまで落ちます。
ということで、BCDにはしっかり空気を入れましょうね。
とりあえずガイドの説明はよく聞きましょう。
ケイレ湾で見られた生き物たち
ケイレ湾では袴腰ほどダイナミックにはならないかもしれませんが、袴腰では見られなかったような生き物が目白押しです。
それでは見ていきましょう。
ミルの群生
ケイレ湾ではミルと呼ばれる海藻が絨毯のごとく斜面を覆っている光景が見られます。
それはさながらミルのジャングルになっているようで、中を覗くとニジギンポやハゼなどが隠れていたりします。
カタマキケヤリムシ
白を基調として真ん中部分が紫色になっていて美しいです。
カタマキケヤリムシも群生になっており、まとまって生えているところはよく映えます。
ミルとの共演も見られ、緑色の絨毯の中から白と紫の触手がひょっこり顔を出すところが可愛いです。
なお、ある程度近付くと一気に引っ込むので接近は慎重に....。
シコロサンゴ
ケイレ湾でよく見られるタイプのサンゴです。
ミルの群生の中で小島のごとく浮かぶシコロサンゴが美しいです。
ニジギンポ
ニジギンポは関東などでもよく見かける魚ですが、桜島のニジギンポは体色が異なります。
写真にもあるように黄色くなっており、ミルのジャングルでもこの体色のおかげで見つけやすいです。
カスリハゼ
ケイレ湾の泥地を入念に探すと穴から身を乗り出したりしているところをよく見かけます。
ネジリンボウなどと同じく用心深いので接近は慎重に....。
このハゼはケイレ湾で特によく見られるのでケイレ湾名物といってもよさそうですね。
このポイントでよく見られるハゼとしてダテハゼなどもあります。
他にも....
他には袴腰ほどの規模ではないにしてもイソギンチャクの群生も見られます。
そこにはクマノミもいたりしますし、ミルと共演しているような生え方をしているイソギンチャクもいます。
他に見られる主な生き物として、ナガサキスズメダイ、イラ、ネンブツダイ、マダイ、カレイなどがあります。
実際にはエビやウミウシなど、もっと色々いると思いますがそれは今後のお楽しみということで...。
アフターダイブは桜島フェリーのうどんで温まろう
アフターダイブの昼ご飯は...もちろん桜島フェリーのうどんでしょう(笑)。
鹿児島には色々な名物料理がありますが、フェリーのうどんはソウルフードといっても過言ではありません。
乗船時間は15分程度と短いですが、アツアツのうどんをすずればダイビングで冷やした体が温まって生き返るというものです。
これがヤミツキになっており、今やアフターダイブのうどんは筆者のルーティンになってます(笑)。
なお、その後さらに鹿児島市内の至るところにある温泉に浸かるのもおすすめです。