どうも、潜り鉄です。前回は富山でしたが、今回の舞台は山口県です。
直近で行ったのが2022年5月と情報が古くなりますが、近くまた行けたらいいなと思っています。瀬戸内海で潜れる場所は案外貴重ですからね....。
それでは早速本題に入りましょう!
瀬戸内海に浮かぶ周防大島はどんなところ?
山口県は西日本のダイバーにはそれなりに知られているダイビングポイントを多く抱えています。特に日本海側の青海島は西日本に限らず全国的に支持を集めているダイビングポイントではないでしょうか。
そんな山口県ですが、瀬戸内海でも周防大島でダイビングを楽しめます。位置関係としては岩国と徳山の真ん中あたりといったところでしょうか。JR山陽本線の大畠駅付近から大島大橋を渡って島に入ることになります。
瀬戸内海でサンゴはなかなかイメージしづらいものがありますが、周防大島は実は日本有数の二ホンアワサンゴの群生地となっています。これぞまさに筆者が周防大島を訪れようと思った理由です。
夜行バスを降りたら岩国から潜り鉄スタート!
ゴールデンウィーク真っただ中に奇跡的に座席を確保できた東京駅→萩行の夜行バスで旅は始まりました。筆者は途中の岩国駅前で午前6時半ごろに下車し、潜り鉄スタートです。
岩国から乗るのは今では山口県外では乗ることのできなくなった2ドアの115系電車です。
種別は普通列車ですが、九州への玄関口となる下関まで182㎞の長距離を走行するので、まるで急行列車に乗っているかのような気分を味わえます。2023年3月のダイヤ改正でワンマン運転になりましたが、車掌が乗務していた時は普通列車でありながら社内検察が行われていたのも印象的でした。
全区間乗り倒したいところですが、今回はダイビングショップのある柳井で下車するので乗車時間は30分程度です。短い時間ですが、瀬戸内海の眺めを楽しみながらのんびり出発です。
なお、山陽本線は岩国から下関までの間の区間は1時間に1本あるかないかくらい本数が少ないので時刻表はよく確認しておきましょう。
なお、周防大島へはダイビングショップの車に同乗して向かいました。
二ホンアワサンゴの群生地へ
周防大島の地家室はまさに二ホンアワサンゴのワンダーランドです。サンゴとはいっても沖縄などでみるサンゴとは随分様子が異なります。
沖縄などのサンゴ礁で見られるサンゴはハードコーラルと総称されますが、写真の二ホンアワサンゴなどのようにハードじゃないサンゴも多くいます。二ホンアワサンゴの場合は緑がかったボディーが美しいですね。
当時は初めての周防大島にして二ホンアワサンゴとは初対面でしたので上手に撮影できませんでしたが、Instagramをお持ちの方はぜひ「#周防大島ダイビング」と検索してください。他のダイバーが撮影した美しい二ホンアワサンゴの写真がたくさん見られます。
周防大島の魅力は二ホンアワサンゴだけじゃない!
筆者が訪れたのは5月初頭だったので海藻の森もまだ見られました。ビーチエントリーしてすぐ海藻の森をかき分けていくのですが、写真に写り込んでいるキヌバリなど、生き物がたくさん住んでいます。ここだけでも十分楽しいのですが、二ホンアワサンゴの群落はその先にあるので誘惑はほどほどに(笑)。
周防大島にはコブダイなどの大物も見られます。しかもコブダイはダイバーにある程度慣れているおかげで写真を撮りやすいのが嬉しいです。次回行くときはかっこよく撮ってあげたいものです....。
マクロも充実しています。今回撮影したのはゴマフビードロウミウシでしたが、他にも様々なウミウシがいます。
他にもヒメコウイカやニシキハゼ、ジョーフィッシュなど魅力的な生き物がいっぱいです。
アフターダイブは念願のレッドウィング乗車!
アフターダイブは広島市に用事があったので岩国まで黄色い2ドアの115系の乗車を楽しみ、岩国で広島方面行の普通列車に乗り継ぎました。
岩国から広島方面へは本数が増えるのでうっかり逃がしても少し遅れるだけで済みます。(ただし三原や糸崎に向かう場合、そこまで行く列車の本数はやや少なめなので要注意ですが....)
岩国を出るとすぐに広島県に入り、広島駅までは瀬戸内海を眺めながら50分程度で到着です。それにしてもアフターダイブの本場のお好み焼きとキンキンに冷えた生ビールはたまりませんね....。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は2ドアの115系電車と山口県の瀬戸内海側で二ホンアワサンゴを満喫する潜り鉄ダイビングでした。
周防大島のダイビングポイントは季節によって様子が大きく変わるようなのでまた別の時期に再訪して魅力を深堀しつつ、二ホンアワサンゴをよりきれいに撮りたいと思っているので、ぜひまた潜り鉄しに行きたいです。
さて、次回の潜り鉄記録ですが.....和歌山か熊本か北海道あたりで書こうかなと思いつつ、来週はIOPで潜る用事があるのでどこかでそれも書けたらと思っています。
未熟ではございますが何卒宜しくお願い致します。