moguritetsuのブログ

乗り鉄とダイビングが好きなそんな筆者の備忘録的ブログです。

潜り鉄記録:特急しらさぎ号と能登鉄道、七尾線が登場!能登半島は九十九湾で海藻ダイビング!

どうも、潜り鉄です。

今回は再び北陸が登場しまして、舞台は富山県から変わって石川県へと移ります。

執筆中に能登半島を中心に震度5~6クラスの地震が頻発しており、状況は依然予断を許さない状況です。

そんな能登半島ですが、平時はまさに日本の原風景と言って差し支えないような里山の風景が広がる素敵な場所です。

今回はそんな能登での潜り鉄を紹介していきます!

九十九湾とかいて「つくもわん」

九十九湾の藻場

石川県というと金沢や小松あたりのエリアがよくイメージに浮かぶと思いますが、案外石川県は長いです。

その大部分を占めるのが能登半島で、半島北部(先っちょに近い方)の能登町にある九十九湾が今回の舞台です。

なお、九十九湾は「つくもわん」と読みます。

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能登半島の穴水までは鉄道路線がありますが、それより奥へはありませんので路線バスを乗り継ぐか、金沢駅から珠洲へ向かうバスなどでアクセスすることになります。

このダイビングポイントで特筆すべきは豊富な海藻の森でしょう。

詳細に入りたいところですが、まずは特急しらさぎに乗ってから♪

 

東京・横浜方面から米原経由で金沢へ....繁忙期はあり???

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今回はゴールデンウィーク真っただ中の移動ということもあり、世辞にも本数が多いとは言えない北陸新幹線の座席を確保できるか自信がありませんでした。

そこで筆者は山手線並みの本数で走っている東海道新幹線に目をつけ、名古屋か米原から特急しらさぎへ乗り継ぐルートにしました。(こだま号からのしらさぎ号だったので所要時間は5時間でした笑)

筆者は今回は横浜市内からのスタートだったため、本当は東京駅から北陸新幹線ルートで金沢へ行った方が安くて速い(新幹線を大宮乗車にするとさらに安い)です(笑)。

しかし、潜水機材入りのキャリーバッグは最後尾座席を確保できないとラックの争奪戦になり、繁忙期に参加したい戦ではありません(笑)。その点、東海道新幹線では特大荷物席がありますのでそれさえ確保しちゃえば済むわけです。

と言いつつ、上記は正直のところ半ば特急しらさぎ号に乗るための言い訳です(笑)。来年になると北陸新幹線敦賀まで伸び、金沢への特急の乗り入れがなくなるので短距離走行のためにしらさぎ号が残るのか分かりません。

そこで特急しらさぎ号の爆走を思う存分楽しむために新横浜から米原までこだま号で3時間のんびり(?)乗車し、米原からは2時間に1本ある米原始発の特急しらさぎ号に乗車して2時間の爆走を楽しみました(笑)。

確かに名古屋発に乗るより米原始発の方が繁忙期とは言えども夜7時を過ぎていたこともあり、比較的に座席が確保しやすいかもという印象を持ちました。

それにしても敦賀や福井方面へ向かう場合は東海道新幹線経由の方が便利なのか米原始発でも乗車される乗客は案外多かったです。

東海道新幹線にしてもこだまを通しで乗車すると自由席車両が多い関係で指定席の確保は案外大変ですが、名古屋までのぞみ号にしてそこから米原までをこだま号にするとさらに指定席を確保しやすいこともあります。

そういう意味では北陸新幹線が満席だったとしてもこのルートで行ける可能性は残るので確かに「あり」かもしれません。

特急しらさぎ号のグリーン車

なお、しらさぎグリーン車が一度座ったら立てなくなるほど快適なので長時間乗車する際におすすめです(笑)。筆者は後日名古屋へ向かった際にグリーン課金しました。

 

九十九湾で潜ろう!

九十九湾の藻場とキヌバリ

さて、特急しらさぎ号を満喫したところで九十九湾で潜ります。

それでは早速みていきましょう!

拠点は金沢でも問題なし!

冒頭で九十九湾はアクセスに難ありと紹介しましたが、実際のところそこまで気にする必要はありません。

能登で潜る場合、金沢市内でダイビングサービスにピックアップしてもらえば楽に行けるからです。(車だと2時間少々で着きます。)

筆者は今回は金沢市近郊のダイビングショップを利用しました。詳細は下記リンクからどうぞ。

www.diving-k.com

深度はとにかく浅い!

九十九湾はとにかく水深が浅いです。どれくらい浅いかというとダイビング中の最大水深が2桁になることはありません。

普段はあまり潜らない水深4~7mあたりを中心に潜っていくのでウェイトはいつもより多くしてもいいくらいかもしれません。

なお、九十九湾でのダイブスタイルはビーチダイビングとなります。

海藻の森でかくれんぼ!

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海藻がジャングルのように茂っていると、そこにはたくさんの魚が隠れています。

伊豆などのように派手な魚はあまり多くないですが、チャガラやキヌバリなどのハゼがよく見られます。

また、ヤギウオなどのいわゆる「北の魚」も(見つけるのは少々大変ですが)見られます。

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水深が非常に浅いのでウメボシイソギンチャクのようないつものダイビングでは観察しないような生き物もじっくり観察できて楽しいです。

そして何より海藻が森のように生い茂っている光景にとにかく癒されます。

九十九湾といえばやはり海藻!

海藻が一番元気なのは春から初夏にかけてなので、海藻ダイビングはこの時期がおすすめです。

眩しいくらいに真っ白な砂地

砂地でくつろぐクジメ

藻場と砂地の境界

九十九湾は海藻の森と真っ白な砂地で構成されているといっても差し支えないでしょう。

水深が浅いこともあって光がよく入るので真っ白な砂地が気持ちいいほどに眩しいです。

そんな砂地もよく見るとウミウシが散歩していたり、カレイなどの魚が擬態していたりします。

時期によっては希少な海藻が見られることもあるんだとか。

復路は穴水から乗り鉄

アフターダイブは途中の穴水で下ろしてもらい、そこからのと鉄道、JR七尾線に乗車して金沢へ戻ります。

のと鉄道:穴水~七尾

のと鉄道

穴水から七尾まではのと鉄道に1時間ほどの乗車です。かつては穴水から輪島、珠洲方面へ分岐してましたが、いずれも廃線となりました。

穴水から乗車すると車窓は里山と里海を見ながらのんびり車窓が流れます。

進行方向右側に段々畑が広がっていると思えば左側は田んぼと海が隣り合っていたり....。

多くは言いませんのでとにかく乗ってみてください。車窓にとても癒されますよ。

ちなみに穴水駅には道の駅も併設されており、そこで土産なども購入できます。

JR七尾線:七尾~金沢

七尾線普通列車

七尾からはJR七尾線にバトンタッチです。時間帯によっては1駅手前の和倉温泉から特急「能登のかがり火」(1本だけ大阪へ直通するサンダーバード号あり)に乗車できますが、今回は夕刻になっており、運行は終わっていたので七尾から普通列車に乗車です。

七尾からしばらくは里山の風景が続きますが、宝達あたりになるとベッドタウンの車窓になります。

津幡で旧北陸本線IRいしかわ鉄道)に合流すると終点金沢までラストスパートをかけます。

それにしても能登半島は長い....(笑)。

また潜りたい能登の海!魅力は他にもまだまだある!

今回は奥能登の九十九湾を紹介しましたが、別の時期に潜るとアマモという海草が草原のごとく繁茂しているなど、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

また、能登半島内には九十九湾の他にもイルカの住み着く能登島が七尾から遠くない場所にあります。

潜った直後に地震が相次いでいて予断を許さない状況ですが、落ち着いたらぜひ再訪したいと思った能登の海でした。