moguritetsuのブログ

乗り鉄とダイビングが好きなそんな筆者の備忘録的ブログです。

潜り鉄記録:再び冬の富山へ!在りし日の「超快速」列車と巨大なミズダコと好奇心旺盛なヤリイカと.....!!!!

どうも、潜り鉄です。

各地でダイビングをしていると、どこの海が一番好きか聞かれることはありませんか。

個人的には地域ごとに個性があって一概には言い難いのですが、直近でとにかく惚れに惚れ込んだところでいえば富山県滑川市です。

そんな滑川が特に面白くなっていくのが厳冬期(2月あたり)の夜です。

その前に、まずは北陸新幹線が延伸開業する前の北陸への元メインルートをなぞっていきます。嗚呼....2月にたにがわ号なんて乗るものじゃない....。

かつてのメインルート:東京~越後湯沢~直江津~(泊)~富山

北越急行

北陸新幹線の長野以北が延伸開業する前は上越新幹線で越後湯沢まで乗車し、そこから在来線特急はくたか号に乗り継いで直江津・富山・高岡・金沢方面へ向かうルートでした。

今でこそ在来線特急はありませんが、当時のメインルートをなぞってみました。

東京~越後湯沢:冬になると車内は戦場に(笑)

トップバッターは上越新幹線で東京から越後湯沢までの乗車でしたが、さすがはスキーシーズン真っただ中。座れないだけならまだしも、スキー客でごった返して山手線以上の混雑になっていました。

そこに潜水機材を持参している、それは明らかに場違いな奴が筆者ということですね(笑)。

そんな筆者はデッキの進行方向左側のドアに押し付けられて圧死するんじゃないかと思いました。この状態の1時間半はきつかったです。

越後湯沢~直江津:「超」快速の「超」爆走を満喫!

「超」快速

越後湯沢からは北越急行ほくほく線(厳密には六日町までJR上越線ですが.....)の当時の名物列車「超快速スノーラピッド」に乗車です。

北越急行色の681系や683系だったら咽び泣いていたことと思いますが、それ以前に往年のエースの名前が2両編成の「超」快速に受け継がれてきたということに既に感動する筆者でした。

越後湯沢では雪がどっさり積もっていて一面銀世界でしたね。そんな銀世界から日本海側の主要港の1つを擁する直江津まで1時間少々で疾走します。

うん、速い、速すぎました。

久しぶりに着席できてほっとして、さぁ朝のおやつにしようと思ったら既に雪の積もっていない上越地方の平野部に出てましたね。しかも日本海もちらっと見えます。

犀潟からJR信越本線に合流し、直江津までラストスパートをかけます。とは言っても実際にはこの列車自体はさらに新井まで走るんですけどね....。

なかなか爽快な乗車体験でしたが、残念ながら今となってはもう乗ることのできない列車になってしまいました....。

美佐島通過が本当に気持ちよかったです....。

北陸本線えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道):直江津~富山

左から北越急行えちごトキめき鉄道

当ブログで常連になりそうな旧北陸本線区間(今後拡大するでしょう笑)、今回はえちごトキめき鉄道を直江津から全区間乗りとおしです。

超快速が直江津に着くとホーム挟んで隣で待機していました。発車まで40分ぐらいあったのですが先に荷物を車内に置いて、乗り越し精算の手間を省くために一旦改札を出て切符を購入です。

市振から先はあいの風とやま鉄道になりますが、富山までの区間であれば直江津からでも購入できます。

1両編成の気動車ですが、日本海を眺めながら線形の良さを活かして爆走する様はいつ乗っても爽快です。

泊まで1時間40分前後乗ったら泊で乗り換えて進行方向左側に立山連峰を眺めながら富山まで50分の乗車です。

潜るのは滑川ですが、到着が昼だったので一旦富山市内の宿で休憩することにしました。

滑川までは富山地方鉄道を満喫

富山市内から滑川まではあいの風とやま鉄道が一番早くて安いのですが、せっかく富山に来たことなので富山地鉄を満喫しないわけにはいきません(笑)。(と思うのは多分筆者だけでしょうか。)

今回乗車したのは16:10発の宇奈月温泉行、今回はどの車両に当たるのか.....と思えばレトロな感じの14760形が入線してきました。

ふかふかな転換クロスシートに身を任せて夕日を浴びる立山連峰を眺めながら50分間の旅です。

次回こそはレッドアローに乗りたい......。

2月の富山湾にデカブツあり!真冬の富山のナイトダイビングはすごいぞ!

富山湾でのナイトダイビングは当ブログで以前に取り上げたことがありますが、2月の夜はさらにスケールアップします。

滑川はいつ行っても面白い海なんですね。

浅場なのに4mのミズダコ!?

ミズダコ

夜間に真っ暗闇の中からいきなりデカい生き物が出現したら心臓に悪いです(笑)。そして筆者は水深14m前後で足を広げて4mサイズのミズダコ(オス)に遭遇し、そのままもてあそばれるのかと思いました。

が、ミズダコ(オス)の目線の先には岩穴で抱卵場所を確保しているメスダコの姿がありました。

そう!彼(ミズダコ(オス))は絶賛求愛中だったのです!

ということでオスダコは筆者をガン無視してメスダコのいる岩場の周りをとにかく徘徊しまくっていたのですが.....メスダコの反応はイマイチでしたね....。

ちなみにもてあそばれたら.....タコ様の好奇心が満足するまではあきらめるのでしょうかね(笑)。

ヤリイカも好奇心旺盛!

ヤリイカ

富山湾で一番好奇心旺盛な生き物というと多分ヤリイカです。根拠はありません。

ただ確かなのは富山湾ヤリイカは妙にダイバーに慣れているように見受けられます。

遭遇するや否やヤリイカが恐る恐る接近してくれるので本当に撮影しやすかったです。

(ガイドさんはカメラにゼロ距離で墨を吐かれてましたが......)

ヤリイカは例年だと2月に産卵期を迎えるので、2月が一番観察しやすいです。

今回は卵も確認できましたが、願わくば産卵シーンも見てみたいと思いました。

オダンゴも見逃すな!

ダンゴウオ

冬は海藻が勢いよく成長する季節です。

滑川だとツルモが森林のように生えますが、葉の部分をよく観察すると色々見つかります。

ウミウシ、カメラで映すのが大変な稚魚やアミ類たち、そして何より......オダンゴ(ダンゴウオ)です!冬の滑川にダンゴウオも欠かせません!

葉の上にちょこんと座っているオダンゴ.....かわいくないですか?

尾びれもきれいにたたまれている様子を見るとある動物を連想させるような.....。

尻尾をたたんで香箱座りをしているときのネコのような......さすがにここまで想像を膨らませるのには無理があったでしょうか。

滑川の魅力はまだまだ.....今後もお楽しみに!

今回はレアものが続々登場しましたが、まだ魅力を語りつくせているわけではありません。

滑川は季節によって様子がコロコロ変わるので、まだ潜れていない春と秋にどんな様子を見せてくれるのか楽しみです。

特に春はホタルイカも見れるんだとか......!

次回富山に行くときは一度試しに新潟出発バージョンでやってみようと思っているので引き続きよろしくお願いします(笑)。

(いつになるかはわかりませんが.....笑)