moguritetsuのブログ

乗り鉄とダイビングが好きなそんな筆者の備忘録的ブログです。

【世界のダイビングスポット】(主観で)個人的に潜ってみたいスポット5選

どうも、moguritetsuです。

前回のアゼルバイジャンの記事では思っていた以上に反応をいただきましてびっくりしているのが正直なところです。

さて、今回は筆者の独断と偏見で選んだ個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポットを紹介してみたいと思います。

なお、今回紹介するダイビングスポットは基本的にマニアックです(笑)。

 

個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポット①:カスピ海カザフスタン側)

前回は実際にカスピ海アゼルバイジャン側)で実際に潜った時の話をしましたが、次回は対岸のカザフスタン側でも潜ってみたいと思っています。

アゼルバイジャン側ではダイビングポイントが基本的に深くても水深10m程度と浅いのとは対照的にカザフスタン側では比較的に深度をとれます。

カザフスタン側では同国西部のアクタウという都市が拠点です。

カザフスタンではソ連時代の車両が新型車両と共に今でも現役で稼働しており、鉄道網は同国の至るところに伸びています。

国際空港のあるアルマトイやヌルスルタンからアクタウまでは概ね1日半程度で、カザフスタン南部の荒涼とした大地やのんびりした車窓を眺めつつ、ソ連製車両だったら車内の給湯器でお茶を作りながらまったりとした鉄道旅行を満喫できます。

そう、ここを選んだ理由はカスピ海で潜れることに加えてこうした鉄道旅行もセットで楽しめるからです(笑)

如何にも個人的な動機ですね。参考までにアクタウのダイビングサービスを掲載しまして次を見ていきましょう。

(果たして英語が通じるのだろうか.......)

diving-aktau.kz

個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポット②:オフリド湖北マケドニア

厳密には北マケドニアアルバニアの両国に跨ってはいるのですが、ダイビングができるのは主に北マケドニア側です。

たかが湖と侮るなかれ、日本に支笏湖というとてつもなくユニークな湖があるようにオフリド湖もまた非常にユニークなんです。

まず最大水深はなんと90mを越え、そして生物もまた個性派揃いで、淡水湖のはずなのになんと海綿(オフリドスポンジ)がいます。

海綿は通常では海で生活しますが、オフリドスポンジのように淡水生の種類もあり、オフリド湖以外ではバイカル湖(ロシア)でも淡水生海綿が確認されています。

オフリドは生憎鉄道がありませんが、オフリドは同国首都のスコピエアルバニアの首都ティラナの双方へバス路線が結ばれているのでバルカン半島満喫の旅のついでに潜ってみたいものです。

参考までに主なダイビングサービスを掲載しまして次へいきましょう。

ここはウェブサイトも英語なので英語事情には問題なさそうです。

www.amfora.com.mk

個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポット③:キャベッジツリーベイ(オーストラリア)

オーストラリアと言えばグレートバリアリーフ!....と言いたいところですが個人的にはキャベッジツリーベイで潜ってみたい(笑)。

いきなり何を言っているのかと思われるかもしれませんが、実はオーストラリア有数の大都市シドニーの近郊にありながら海藻のジャングルに包まれたほぼ手つかずの自然が残っている、これまた凄いダイビングポイントなんです。

中でも特筆すべきはコウイカの仲間としては世界最大級のオーストラリアコウイカが見られることでしょう。

時期が良ければ迫力あふれる産卵行動も見られます。

他にも海藻で休憩するサメなど見ごたえたっぷりの生き物が勢揃いなので、サンゴの海とはまた違った生物観察を楽しめるでしょう。

divesydney.com.au

個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポット④:マラウィ湖(マラウィ)

続いてアフリカよりマラウィ湖です。

個人的にはここで一度は潜らないと成仏できないとすら思っています(笑)。

ペットショップで熱帯魚コーナーにいくと「シクリッド」と呼ばれる魚を目にすることが多いのではないでしょうか。

サンゴ礁の魚かと思うほどカラフルなシクリッドですが、その本場がまさにマラウィ湖です。

シクリッドが自然界でどんな生活をしているのか、見てみたくはありませんか?

そこで朗報、マラウィに現地サービスがありますので、下記にリンクを掲載しておきます。

公用語は基本的に英語であるという点も心強いですね。

moguritetsu的には乗り鉄もあると嬉しいのですが、マラウィでは旅客列車が殆どないかわりに、バスと乗り合いワゴン車の乗り回しを満喫したいと思っています(笑)。

aquaafrica.co.uk

個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポット⑤:アンボン(インドネシア

今回最後に紹介するのはインドネシアのアンボンです。

インドネシアといったらバリ島などが有名ですが、アンボンではインドネシアの他の島々とは一風変わったダイビングが楽しめます。

インドネシアというとサンゴのイメージですが、アンボンは泥地ダイビングの聖地として知られています。

泥地というと汚いイメージを持たれるかもしれませんが、ここはインドネシア有数のウミウシ天国です。

さらに新種のカエルアンコウもみつかるなど、実は海のアイドルが勢揃いな海なんです。

ちなみに先ほどまでのは湾内での話で、外海に出るとソフトコーラルが豊かな海へと様変わりします。

ジャカルタから飛行機で1時間少々とアクセスも良好なのでインドネシアウミウシ三昧したい方はぜひどうぞ!

参考までに下記に現地サービスを掲載します。

www.spiceislanddivers.com

 

次回のmoguritetsuは?

今回はつぶやきがてら個人的に潜ってみたい世界のダイビングスポットを5か所ピックアップしてみましたが、控えめに言ってどれもマニアックでしたね(笑)。

今年中にいずれか1箇所に行ければいいかなとは思っていますが果たしてどうなるでしょうか。

潜った際にはアゼルバイジャンの時と同じく当ブログで紹介しますのでお楽しみにしていてください。

さて、次回のmoguritetsuですが次のダイビングが9月半ばになるのでそれまでの間は今回みたいな呟き話であったり、過去のダイビングに関する話が中心になると思います。

そうですね、次回は水俣で潜ったときのお話でもしようと思います!

【アゼルバイジャン】カスピ海で潜ってみた!お国事情とダイビング事情を紹介!

久々の海外ダイビング、モルディブでもなければパラオでもありません。

今回の旅の舞台は西アジアアゼルバイジャンです!

アゼルバイジャンという国自体イメージしづらいかと思いますが、バクー油田でとれる石油など、豊富な天然資源を背景に第2のドバイとも呼ばれています。

今回はそんなアゼルバイジャンで個人的に念願だった「カスピ海」ダイビングしてみたのですが.....ワオでした(笑)。

カスピ海って海?それとも湖?

goo.gl

地理の教科書で1度は見るであろう「カスピ海」ですが、実際に行く機会はなかなかないのではないでしょうか。

或いは「カスピ海ヨーグルト」で馴染みがあるかもしれません。

まずはカスピ海が一体なにものなのか見ていきましょう。

世界最大の塩湖、沿岸国は5か国!

地理の教科書では「世界最大の塩湖」、すなわちとされています。

幅(横)は一番長いところで435㎞、長さ(縦)は一番長いところで1030㎞と恐るべき長さです。

435㎞というと東京から神戸、1030kmだと東京から北海道の道北地方にまで達するので如何に大きいかよく分かります。

カスピ海の沿岸国に北から時計回りでロシア、カザフスタントルクメニスタン、イラン、アゼルバイジャンがあります。

その内でカスピ海沿岸で最大都市となっているのがアゼルバイジャンの首都でもあるバクーです。

キャビアの宝庫

世界的に珍味として重宝されるキャビアですが、まさしくカスピ海が本場です。

キャビアを産んでいるチョウザメが豊富に生息しているからです。

また、キャビアのみならずチョウザメの肉もまた重宝されるのですが、実際に食べてみた感想は控えめに言って美味でした。

しかしながら水質の劣化などでチョウザメの漁獲状況は芳しくなく、現状はとても厳しいと言わざるを得ません。

豊富な天然資源

カスピ海では古くから石油開発が盛んに行われ、20世紀に入ったばかりの頃には世界的に石油開発の中心地になっていたほどでした。

その中心にあったのがバクー油田で、ソ連時代には一時期同国の7割にも上るシェアがありました。

特にバクーは豊富な天然ガスや石油などを背景に、20世紀初頭前後は「黒い金の首都」と呼ばれ、現在では「第2のドバイ」という異名で脚光を浴びるほどです。

なお、先ほどカスピ海は「地理の教科書上では世界最大の塩湖」と言及しましたが、天然資源開発などのルールを明確化するために沿岸国はカスピ海を条約上では「海」としています。

これは書きだすと大変長いので今回は割愛させていただきます。

 

カスピ海で潜ってみた!ダイビング事情は?(アゼルバイジャン

カスピ海に生息するヨウジウオの仲間

前置きが長くなりましたが、カスピ海の基礎知識を押さえたところで早速ダイビング事情について探っていきましょう。

ちなみに今回はアゼルバイジャン側のダイビング事情になります。

今回のダイビングポイント:スネークアイランド

スネークアイランドは文字通りヘビの宝庫

今回潜ったのはバクーから北に30㎞ほど移動したところにあるスネークアイランドというポイントです。

島とは言っても本土から深さ1mにも満たない浅瀬をつたって歩けるほどの近さの無人島で、ダイビングスタイルはビーチエントリーです。

遠浅なので深くても3~5m前後のエリアを中心に攻略することになります。

浅いからと侮ることなかれ、200年以上前の船のパーツや宝物の一部などが見つかることもある歴史好きにはたまらないところです。

また、名前の通りこの島にはヘビが多く生息しており、海況(?)が良ければ狩りに出ているヘビをダイビング中に観察できます。

好奇心も旺盛なのでダイビング中に何度か近付いてきてくれたりもしました。

他にもヨウジウオの仲間ハゼの仲間の魚など、島と本土に挟まれた浅瀬の藻場では大量のテナガエビなどが見られます。

海水魚だったはずの魚が多くみられるのもカスピ海ならではの魅力でしょうね。

なお、風が少しでも強めに吹くとこれでもかというほど荒れ狂うので要注意です。

ダイブセンター:BakuScuba

まさかアゼルバイジャンPADIのダイブセンターがあるとは驚きでした。

今回お世話になったのは同国唯一のPADIのダイブセンターであるBakuScubaです。

このダイブセンターはカスピ海(ダイブポイントは主に3か所)はもちろんのこと、アゼルバイジャン国内のレイクダイビングにも通じています。

値は張りますが、レンタル機材やランチ代(オーナーが直々に作ってくれます)も入っており、英語がなかなか通じない同国で英語が通じることもあり、カスピ海デビューには大変心強かったです。

同国によく似た名前のダイブセンターがありますが、どうもグレーな運営をしているらしいのでやめておきましょう。

詳しくは下記リンクからどうぞ!

bakuscuba.com

重要!ダイビング前の手続き

潜る前にダイビングセンターからパスポートのスキャン(顔写真、あればアゼルバイジャン入国時のスタンプの押されたページ)の送付をメールなどで依頼されます。

これは何故かというとアゼルバイジャンの法律でカスピ海で潜る時は事前に当局への届け出が必要なためです。

届け出の手続き自体はダイブセンターで行うので、こちらからはパスポートのスキャンをダイブセンターに送るのみで大丈夫です。

これを怠ると5万円以上の罰金が科されますが、どうもBakuScuba以外のダイブセンターはこれを怠っているようで......。

BakuScubaを強くおすすめしている理由にこのような手続きが適切に行われているという点もあります。

 

お国事情!入国から色々とざっくり!

アゼルバイジャンの首都:バクー

最後にお国事情をサラッと紹介していきます!

入国事情

2023年8月現在、アゼルバイジャンへは空路でのみ入国が可能です。

日本国籍保持者であればヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)とギャンジャ空港からの入国時に無料でアライバルビザを取得できます。

通貨はマナト

アゼルバイジャンではマナトという通貨が使用されています。

1マナトは日本円にして83.50円(2023年8月7日時点)です。

アゼルバイジャン国内で両替する場合、日本円を扱っていない場合が多いので米ドルか友好国トルコの通貨「リラ」を用意するのがおすすめです。

日本国内でマナトを扱っているところは......見たことがありません。

参考までにスイカは1㎏あたり~5マナト前後、空港バスは1.3マナト、メトロは0.7マナト前後です。

ビール2杯飲んでさらにケバブを1皿足しても6.6マナトなので如何に物価が安いかお分かりになると思います。

ただし、カフェで飲むコーヒーは概ね6マナト前後なのでそこは日本とあまり変わらないか若干高いくらいかもしれません。

治安

今回訪れたのはバクーとその近郊のみでしたが、1人で歩いている女性を多く見かける程度には治安が良かった印象です。

ただし、運転マナーがとにかく雑なので道路を渡るときは青信号であっても用心した方が良さそうです。

 

最後に感想!

カスピ海の水中で迎えた朝

これで本当に最後です。

初めてカスピ海で潜ってみた感想としては「面白いと同時になかなか海況?が読めない」という印象を受けました。

最初の1本目は予報が外れて風が吹いてたちまち荒れたかと思えば午後の2本目には落ち着いてウソのように波が落ち着き、翌朝6時の3本目はウソみたいにべた凪で透明度も良好と、とても同じ場所にいるとは思えませんでした。

生き物はいわゆる大物こそいませんでしたが、本来なら海にいるはずの魚がいたり、水中で狩りをする好奇心旺盛なヘビがいたりと大変ユニークなものが見られます。

まだ見れてない生き物も多いのでいつになるかは分かりませんが、次回も楽しみな、そんなカスピ海でした。

インスタグラムで「#カスピ海ダイビング」と検索すると他にも写真がありますので気が向いたら検索してみてください。

 

夜行バスとフェリーの合わせ技で道南の海を満喫!マニアックな生き物が集う臼尻へ突撃!

ご無沙汰しております、潜り鉄です。

今回の舞台は北海道は昆布をはじめ、様々な海藻が繁茂する景観が美しい道南の臼尻(函館市)です。

関東圏から函館へのアクセスだと新幹線(+函館ライナー)か飛行機の2択になることが殆どかと思います。

しかしながら飛行機は想像を絶する本数の少なさでなかなか使い勝手が悪く、新幹線も新幹線で妙にぱっと来ないのが正直なところ。

と、いうことで今回やってみたのが夜行バスとフェリーの合わせ技です。

水中で昆布と帆立を見るためなら何でもやります(笑)。

神接続!青森港フェリーターミナル行きノクターン・ネオ号

ノクターン・ネオ号青森フェリーターミナル行

当ブログでフェリーが登場するのは初めてではないでしょうか。

まずは函館までの道のりを見ていきましょう。

バスタ新宿→青森港フェリーターミナル

ノクターン・ネオ号は弘南バスが運行しており、大まかなルートとしては東京駅を出発してバスタ新宿で停車後、東北道に入って北上し、弘前バスターミナル、青森駅を経由してフェリーターミナル(津軽海峡フェリー)へと至ります。

バスタ新宿を22:20に出発すると定刻通りであれば翌8:35にフェリーターミナル着です。

座席配列は3列でのびのび過ごせましたが、ブランケットがなかったのがねぇ......。

10:00発の函館行きフェリーに接続!

函館フェリーターミナル

このバスは何が凄いかというと、到着するとそのまま10時ちょうど発のフェリー(津軽海峡フェリー)に接続できます!

8:35に到着して乗船手続きを済ませると9:30~9:45で乗船なので到着後最短1時間で船内にいることになります。

フェリーの自由席では文字通り寝ころべるのでバスで寝つきが良くなかった場合に追加で寝れるのが嬉しいです。(背中がやや痛いかもしれませんが....)

1000円追加で払えばブランケットのレンタルもあるのでそれを利用するのもいいでしょう。

部屋が貸し切り状態だったら遠慮なくテレビをつけるなんていう楽しみもありますよ。

3時間40分の船旅、筆者は結局部屋の片隅で廃人になっていました(笑)。

気になるお値段は?

ノクターン・ネオ号が7200円、津軽海峡フェリーについては海割ウォークが適用できたので2380円でした。

合計9580円となりまして、新幹線の約半分近くとでも言ったところでしょうか。

移動に16時間近くかけているのでタイパは劣りますが、財布には優しいです。

ただし、筆者個人としては往復両方で使いたいかといわれると首をかしげてしまいますね.....。(腰が.....トホホ)

ところで臼尻はどこ?

当ブログを読んでいる皆さんの多くが恐らくこう思っているのではないでしょうか。

「そもそも臼尻ってどこ.......???」

ということで早速グーグルマップ先生に聞いてみましょう!

函館市とは言っても中心部からは北東に35㎞前後離れています。

臼尻は良質な昆布がとれる他、縄文史跡でも有名ですね。

そんな臼尻の海で潜っているのが下記のダイビングサービスさんです。

www.gruntsculpin.com

少しでも気になったら善は急げ!早速問い合わせてみましょう!

 

ダイビングログ:臼尻の海は控えめに言って凄い(笑)

臼尻の昆布

臼尻の海は控えめに言って凄く楽しい海です。

エントリーしてすぐに昆布の森をかき分けるのでアドベンチャー感満載です。

ということで記録を見ていきましょう!

それは本当にただの砂粒か?否!!

ヤセカジカyg

砂地ではヒトデやウニ、時々アイナメなどが幅を利かせていますが、砂粒はチェックしましたでしょうか。

よく目を凝らすと砂粒になりきっているのが......!!

例えば写真に写っているヤセカジカの幼魚!

後はマダラヤセカジカの幼魚もまた遠目で見たらもはやただの砂粒です。

時期が良ければ砂地でマダラヤセカジカが卵を守っているシーンも見られます。

抱卵中は相手が自分の何倍あろうが果敢に立ち向かってくるところに感動を禁じ得ないはずです!

アマモ場は賑やかでした

www.instagram.com

アマモ場もまた楽しいんです。

アマモの生態観察(写真はアマモの花)はもちろんですが、アマモ場に住んでいる小人たちの観察もまた楽しい♪

巻貝が滑らかにスライドしているかと思えば葉から転落するおっちょこちょいなヤドカリがいたり.....。

不意を打つように大きめのアイナメがアマモ場の中から突撃してきたり......。

シワイカナゴには会えませんでしたが葉についている卵は見られました。

次回は本人にもお会いしたいものです。

貝祭り(笑)

二枚貝が砂にひっこむ瞬間は見たことがありますでしょうか?

動画がとれればよかったのですがメモリーが足りず....今回は道南でシロガイと呼ばれてるアラスジサラガイに協力してもらうことに......ちなみに美味らしいです。

www.instagram.com

気が付けば上記の二枚貝と短くない時間遊んでいましたね(笑)。

そしてそんな二枚貝を専門に食べる巻貝もいるのですが、その風格がまるでピクミンの世界だとボスキャラみたいなんですよね(笑)。

www.instagram.com

全身が膜みたいなもので覆われていて、膜をはがさないと倒せなさそうな感じがしませんか?

それはそうと、大本命に行く前にもう1種ご紹介しましょう。カノコキセワタガイです。

カノコキセワタガイ

戦車と言われれば戦車と見えなくもないカノコキセワタガイはウミウシを専門に食べるウミウシです。

海には本当に色々いますねぇ。

それでは最後に大本命のホタテです。それではどうぞ!

ホタテ危機一髪!

おっと、ホタテが大好きなヒトデさんが......と思っても心配は無用!

この後ホタテは貝殻をせわしなく開け閉めして発進!

そう、ホタテはいざという時は泳ぎます!

次回同じシーンに遭遇したら動画を回します........。

ホタテの稚貝がびっしり

アマモの葉に何かびっしりついていると思えば1個体ごとのサイズは小さいですが見覚えのある形です。

そう、びっしり付いているのはホタテの稚貝たちです。

ある程度成長するまでの間は海藻/海草の葉にへばりつきながら生活するんだとか。

砂地だとヒトデなど強敵が多いですからね.....。小さい間は安全第一で、といったところでしょうか。

次回は顕微鏡モードで1個体ずつ撮ってみたいものです。

おわりに

臼尻は初めてでしたが、初見の感想としてはマニアックで楽しいというのが正直なところです。

時期とポイントによってはそれは想像を絶するほどの海藻祭りやらオダンゴさん(ダンゴウオ)が来たりと......とりあえず通ってみようと思いました。

次回は遂に北海道新幹線使っちゃおうかな.......。

 

 

 

潜り鉄記録:伊豆急で潜ろう!富戸でアオリイカ観察!

どうも、潜り鉄です。

今回は再び伊豆急で富戸で2ビーチです。

7月に入ると伊豆ではぼちぼちドライスーツからウェットスーツへ衣替えの時期に入ります。

筆者も久々のウェットスーツだったので試運転も兼ねて富戸へ向かうのでした.....。

奴はいました。

熱海駅8:26発のキンメ電車で城ヶ崎海岸

キンメ電車

以前にも紹介したルートなのでここはサラッといきます。

例の如く土曜日ダイヤで東京駅6:10発(当駅始発)の東海道本線で熱海を目指します。

東京駅では午前5時40分には駅弁屋(在来線コンコース)が営業しているのが嬉しいです。

そんな筆者はなんと......

帆立弁当



まさかの厚岸駅の帆立弁当をゲット!!!厚岸駅は牡蠣飯で有名ですが、帆立もたまらんたまらん!

時折道南の森駅名物のイカ飯が手に入ることもあるんだとか。

熱海駅では8:26発の伊豆急下田行の普通列車に接続です。

この時間の列車は伊豆急名物キンメ電車で運行されますが、「普通列車」なので追加課金は不要です!

ウェットスーツ試運転も兼ねてアオリイカ観察!

アオリイカの産卵行動

当ブログにしては随分早いペースでダイビングログに辿り着いたので、ダイビングログに加えてちょっとしたお役立ち情報も入れようかと思います。

アオリイカが観察しやすいのはいつ頃?

場所によって事情は異なるので一概にはいえませんが、アオリイカ自体は時期を問わずいることにはいます。

しかし、アオリイカは普段は警戒心が強いのでなかなか観察しづらく、産卵期にならないと至近距離での観察は難しいです。

産卵期は6月にピークを迎えますが、7月でも小規模ではありますが観察できる場合があります。

アオリイカを観察するときのマナー

産卵期になると至近距離での観察がしやすくなるとはいえ、警戒心が強いことには変わりはありません。

中層にいると警戒されるので水底でとにかく待ちましょう。

動くときは急発進はせずにそっと、ゆっくり、なるべく砂は巻き上げずに動きましょう。

アオリイカに向かって自分から接近するのはもってのほかです。

7月の富戸のアオリイカはいかに.....???

7月はピークアウトしているのであまり期待はしていませんでしたが、案外いることにはいるものですね。

筆者が見た限りでは~10杯(※イカは杯で数えます)ぐらいはいたかと思います。

これがピークだと数え切れないほど乱舞していると思うとなかなかの光景ですよね....。

筆者の目の前でもアオリイカのペアが1組産卵行動をしていましたが、透明度が微妙だったので決定的なシーンは撮影できず......。

それにしてもアオリイカは案外大きいですね.....。

この時期ならではの海藻も!

7月は既にピークアウトしているとはいえ、ミルと呼ばれる肉厚な海藻が一面を張り巡らしているところが見られます。

今回はミノカサゴやヒラタエイとのコラボショットでしたが、ミルの葉をよく観察するとウミウシがへばりついていたりします。

今回は夏場のわりに水温が20℃程度とやや低かったのか、生き物はあまり活発ではなかった印象です。

アオリイカのシーズンは終わりますが、ボートポイントはワイドが素晴らしいようなので次回は潜ってみたいものです。

それと.....エグジット間際にトラウツボに会えました(笑)。

次回は....北海道!

次回は北海道で再びドライスーツ着用です(笑)。

今回帆立弁当をいただきましたが、次回は野生の帆立が登場する予定です。

後は.....その時のお楽しみということで(笑)。

引き続き潜り鉄をよろしくお願いします!

 

潜り鉄記録:ロマンスカーでダイビングに行こう!マニアックな生き物がいっぱいの小田原の早川!

ご無沙汰しております、潜り鉄です。

気が付いたらだいぶ時間が経ってしまいましたね。

夏はダイビングのゴールデンタイムだと言うのに筆者は肝心なところで体調を壊したり......。

そして回復してまず行ったのは.......早川で3ダイブ!!!

「......早川ってどこ?」となっている方が殆どかと思いますが、ここがなかなかプロも唸るスーパービーチポイントだったりします。

それではロマンスカーに乗ってレッツゴー!!

ロマンスカーはこね1号」はダイバーのための列車!?

ロマンスカーはこね1号」に充当されたGSE

今回乗車する列車は新宿駅を7時37分に出発するロマンスカーはこね1号」箱根湯本行きです。

伊豆でのダイビングにはさすがに利用できませんが、小田原を含めて神奈川県西部でダイビングするときにはとても便利な列車なので覚えておきましょう。

運行概要

一口にロマンスカーと言っても車両は様々あります。「はこね1号」に充当されるのは赤い車体と展望席が特徴のGSEです。

新宿を出発すると新百合ヶ丘、相模大野、本厚木、秦野、小田原、終着の箱根湯本と停車していきます。

ちなみに今回の下車駅は小田原駅となります。

新宿からの所要時間は1時間半程度で、小田原に9:03着です。

ダイビングサービスとの待ち合わせが9:20だったので絶妙なタイミングでした。

GSEならではのダイバーに嬉しい車内設備

ダイバーにとって機材の入ったメッシュバッグ/キャリーバッグを置くスペースはいつも悩みの種になっているのではないでしょうか。

はこね1号」に充当されているGSE各車両ごとにラックが設置されています。

重い機材を網棚にあげるのは本当につらいものがあるので大変ありがたいです。

青い車体が特徴のMSEみたいにラックが設置されていないものもあるんですよ.....あの車両に当たったときは涙目でした...)

ところで早川はどこ?

goo.gl

潜る前にまずはこの問いに答えていきたいと思います。

位置関係とダイブポイントの概要について見ていきましょう。

早川はどこ?

早川はJR東海道本線小田原から西へ1駅進んだところにあります。

小田原駅から距離が近いのでダイビングサービスによっては小田原駅で集合することもあります。

早川駅集合の場合でも東京・横浜方面からJR東海道本線で一本なのでなかなか便利なロケーションです。

ダイブポイント

早川はビーチポイント1箇所とボートポイント1箇所があります。

早川ではボートポイントを使用する頻度はどちらかというと少なく、ビーチポイントをメインに攻略していきます。

遠浅のポイントなのでビギナーに優しいです。

しかし、遠浅でありながらも生物相は豊富で、激レアなはずのツバクロエイも高頻度で目撃されるなどプロにも堪らない海となっています。

とにかくマニアックな生き物が多いんですよここ.....。

透明度はさておき....生き物盛沢山な3ダイブ!

コンディションが良いときの早川

コンディションが良ければ上記の写真のように青いです。

それにしてもカンパチがトリオで泳いでいるシーンを見て市街地の近くで潜っているとはなかなか思えませんよね?

今回はというと....透明度は大変なことになっていました(笑)。

1ダイブ目:早川名物バラヒラベラ

バラヒラベラ

透明度はなんと3m!テトラポットすら直前にならないと見えないくらいなのでその中で魚を探すのは超大変です(笑)。

が!透明度が悪いのはむしろチャンス!

警戒心の強い魚をかつてない近距離で激写するチャンスがやってきました!

早川にはまるでハナビラみたいに美しいバラヒラベラという魚がいるのですが、不用意に近づくと勢いよく砂にダイブインします(笑)。

そんな魚を視界の悪さを逆手にとってじっくり距離を至近距離まで詰めてみたら......成功しました。

(個体によってはある程度ダイバー慣れしていて近づきやすい子もいるんだとか)

ちなみにこの戦法はベラギンポにも使いました。バラヒラベラ以上に撮影が大変で、見つけたと思えばその瞬間に砂にダイブインします(笑)。

透明度が悪くないと撮影できないのではと思うほどですね......。

2ダイブ目:小~大までカエルアンコウ祭り

オオモンカエルアンコウ

早川で潜ると必ずといっていいほどカエルアンコウに遭遇します。

ロープ下で寛いでいる子が多いので実は既に以前にお会いしているかも......。

しかし今回はさらに特大サイズのオオモンカエルアンコウまで遭遇しました。

お、お、大きい......(笑)。

本当にビーチダイビングで見る魚なのか.....???(笑)

そういえばサクラダイも見かけましたが....普通ならボートの深場ですよね???

なんで早川の水深10mくらいのところにいるんだろう(笑)。

3ダイブ目:ひょっこりはん祭り

モヨウモンガラドオシ

早川は基本的に大部分が砂地になっているので、「ひょっこり顔だけ出している」系の宝庫にもなっていたりします。

これまでにひょっこり系だとホタテウミヘビに時々遭遇していましたが、今回はややレア度高めのひょっこりはんでした、と思っています。

まずはカモフラージュしながらもおしゃれなひょっこりはんモヨウモンガラドオシ

多分アナゴ?

続いてまさかのアナゴです。終始穴の中でひっこんでいて顔だけ辛うじて見えた感じでしたが、あいつは多分アナゴです。

結局今回はホタテウミヘビには遭遇しませんでしたね。

早川で潜るダイビングサービスは?

早川を拠点にしているダイビングサービスは主に下記の2つです。

ナイトダイビングや早川では少々レアなボートダイビングを開催していることもあるので、気になったらまずは問い合わせてみましょう。

marinspro.com

h-ds.com

 

次回の潜り鉄は?

次回は夏の伊豆ということで富戸が再登場します!

夏の週末の伊豆急....混雑具合はいかに....!?

富戸の海の中にはまだ奴がいるだと.......!?

引き続き潜り鉄をよろしくお願いします!!

潜り鉄記録:再び冬の富山へ!在りし日の「超快速」列車と巨大なミズダコと好奇心旺盛なヤリイカと.....!!!!

どうも、潜り鉄です。

各地でダイビングをしていると、どこの海が一番好きか聞かれることはありませんか。

個人的には地域ごとに個性があって一概には言い難いのですが、直近でとにかく惚れに惚れ込んだところでいえば富山県滑川市です。

そんな滑川が特に面白くなっていくのが厳冬期(2月あたり)の夜です。

その前に、まずは北陸新幹線が延伸開業する前の北陸への元メインルートをなぞっていきます。嗚呼....2月にたにがわ号なんて乗るものじゃない....。

かつてのメインルート:東京~越後湯沢~直江津~(泊)~富山

北越急行

北陸新幹線の長野以北が延伸開業する前は上越新幹線で越後湯沢まで乗車し、そこから在来線特急はくたか号に乗り継いで直江津・富山・高岡・金沢方面へ向かうルートでした。

今でこそ在来線特急はありませんが、当時のメインルートをなぞってみました。

東京~越後湯沢:冬になると車内は戦場に(笑)

トップバッターは上越新幹線で東京から越後湯沢までの乗車でしたが、さすがはスキーシーズン真っただ中。座れないだけならまだしも、スキー客でごった返して山手線以上の混雑になっていました。

そこに潜水機材を持参している、それは明らかに場違いな奴が筆者ということですね(笑)。

そんな筆者はデッキの進行方向左側のドアに押し付けられて圧死するんじゃないかと思いました。この状態の1時間半はきつかったです。

越後湯沢~直江津:「超」快速の「超」爆走を満喫!

「超」快速

越後湯沢からは北越急行ほくほく線(厳密には六日町までJR上越線ですが.....)の当時の名物列車「超快速スノーラピッド」に乗車です。

北越急行色の681系や683系だったら咽び泣いていたことと思いますが、それ以前に往年のエースの名前が2両編成の「超」快速に受け継がれてきたということに既に感動する筆者でした。

越後湯沢では雪がどっさり積もっていて一面銀世界でしたね。そんな銀世界から日本海側の主要港の1つを擁する直江津まで1時間少々で疾走します。

うん、速い、速すぎました。

久しぶりに着席できてほっとして、さぁ朝のおやつにしようと思ったら既に雪の積もっていない上越地方の平野部に出てましたね。しかも日本海もちらっと見えます。

犀潟からJR信越本線に合流し、直江津までラストスパートをかけます。とは言っても実際にはこの列車自体はさらに新井まで走るんですけどね....。

なかなか爽快な乗車体験でしたが、残念ながら今となってはもう乗ることのできない列車になってしまいました....。

美佐島通過が本当に気持ちよかったです....。

北陸本線えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道):直江津~富山

左から北越急行えちごトキめき鉄道

当ブログで常連になりそうな旧北陸本線区間(今後拡大するでしょう笑)、今回はえちごトキめき鉄道を直江津から全区間乗りとおしです。

超快速が直江津に着くとホーム挟んで隣で待機していました。発車まで40分ぐらいあったのですが先に荷物を車内に置いて、乗り越し精算の手間を省くために一旦改札を出て切符を購入です。

市振から先はあいの風とやま鉄道になりますが、富山までの区間であれば直江津からでも購入できます。

1両編成の気動車ですが、日本海を眺めながら線形の良さを活かして爆走する様はいつ乗っても爽快です。

泊まで1時間40分前後乗ったら泊で乗り換えて進行方向左側に立山連峰を眺めながら富山まで50分の乗車です。

潜るのは滑川ですが、到着が昼だったので一旦富山市内の宿で休憩することにしました。

滑川までは富山地方鉄道を満喫

富山市内から滑川まではあいの風とやま鉄道が一番早くて安いのですが、せっかく富山に来たことなので富山地鉄を満喫しないわけにはいきません(笑)。(と思うのは多分筆者だけでしょうか。)

今回乗車したのは16:10発の宇奈月温泉行、今回はどの車両に当たるのか.....と思えばレトロな感じの14760形が入線してきました。

ふかふかな転換クロスシートに身を任せて夕日を浴びる立山連峰を眺めながら50分間の旅です。

次回こそはレッドアローに乗りたい......。

2月の富山湾にデカブツあり!真冬の富山のナイトダイビングはすごいぞ!

富山湾でのナイトダイビングは当ブログで以前に取り上げたことがありますが、2月の夜はさらにスケールアップします。

滑川はいつ行っても面白い海なんですね。

浅場なのに4mのミズダコ!?

ミズダコ

夜間に真っ暗闇の中からいきなりデカい生き物が出現したら心臓に悪いです(笑)。そして筆者は水深14m前後で足を広げて4mサイズのミズダコ(オス)に遭遇し、そのままもてあそばれるのかと思いました。

が、ミズダコ(オス)の目線の先には岩穴で抱卵場所を確保しているメスダコの姿がありました。

そう!彼(ミズダコ(オス))は絶賛求愛中だったのです!

ということでオスダコは筆者をガン無視してメスダコのいる岩場の周りをとにかく徘徊しまくっていたのですが.....メスダコの反応はイマイチでしたね....。

ちなみにもてあそばれたら.....タコ様の好奇心が満足するまではあきらめるのでしょうかね(笑)。

ヤリイカも好奇心旺盛!

ヤリイカ

富山湾で一番好奇心旺盛な生き物というと多分ヤリイカです。根拠はありません。

ただ確かなのは富山湾ヤリイカは妙にダイバーに慣れているように見受けられます。

遭遇するや否やヤリイカが恐る恐る接近してくれるので本当に撮影しやすかったです。

(ガイドさんはカメラにゼロ距離で墨を吐かれてましたが......)

ヤリイカは例年だと2月に産卵期を迎えるので、2月が一番観察しやすいです。

今回は卵も確認できましたが、願わくば産卵シーンも見てみたいと思いました。

オダンゴも見逃すな!

ダンゴウオ

冬は海藻が勢いよく成長する季節です。

滑川だとツルモが森林のように生えますが、葉の部分をよく観察すると色々見つかります。

ウミウシ、カメラで映すのが大変な稚魚やアミ類たち、そして何より......オダンゴ(ダンゴウオ)です!冬の滑川にダンゴウオも欠かせません!

葉の上にちょこんと座っているオダンゴ.....かわいくないですか?

尾びれもきれいにたたまれている様子を見るとある動物を連想させるような.....。

尻尾をたたんで香箱座りをしているときのネコのような......さすがにここまで想像を膨らませるのには無理があったでしょうか。

滑川の魅力はまだまだ.....今後もお楽しみに!

今回はレアものが続々登場しましたが、まだ魅力を語りつくせているわけではありません。

滑川は季節によって様子がコロコロ変わるので、まだ潜れていない春と秋にどんな様子を見せてくれるのか楽しみです。

特に春はホタルイカも見れるんだとか......!

次回富山に行くときは一度試しに新潟出発バージョンでやってみようと思っているので引き続きよろしくお願いします(笑)。

(いつになるかはわかりませんが.....笑)

 

 

 

潜り鉄記録:首都ガン無視の夜行列車でスペイン北西部へ!見どころはムール貝の養殖棚!...だけじゃない

ご無沙汰しております。潜り鉄です。

連休が明けてからまだ潜っていませんが、ここはせっかくなので過去の記憶でも掘り出そうと思いました。

こうして出てきたのがまさかの海外版潜り鉄で、なんとスペインです(笑)。

情熱の国なんて呼ばれたりするスペインは東側と南側を地中海に面しており、夏はとにかく暑いので真っ青な地中海に飛び込むのはこの上なく気持ちいいです。

そして地中海がとにかくきれい....なのですが今回は登場しません。

スペインの首都マドリードをガン無視する夜行列車で北西部の大西洋側に出ます。

 

首都ガン無視の夜行列車:バルセロナ~ビーゴ/ラ・コルーニャ

今回乗車したのはバルセロナ(サンツ)発ビーゴ/ラ・コルーニャ行きの夜行列車「Tren Hotelです。

この夜行列車は日本で例えれば在りし日の「日本海」のような要素があるかもしれません。

それでは早速見ていきましょう!

ちなみに乗車したのは2018年7月で、2023年6月現在において運行は既になくなっていますが、マドリードリスボン間で同様の列車の運行があります。

運行概要

運行ルート概要

この夜行列車は途中のサラゴサバルセロナマドリードの中間の都市)まではマドリード行の列車と同じルートをなぞります。

マドリードへ向かう場合はサラゴサから南西へ向かいますが、この列車は問答無用でそのまま北西へ向かいます。そう、首都マドリードはガン無視です(笑)。

バルセロナがフランス国境まで電車で2時間かかるかかからないくらい北の位置にあるのでマドリードを経由すると反って大回りになってしまいます。

なお、この列車は途中でビーゴ行とラ・コルーニャ行の切り離しを行います。日本ではサンライズ出雲・瀬戸で見られるイベントがここでは客車バージョンで見られるので筆者みたいな鉄道好きには堪らんのではないでしょうか。

今はもう運行がなくなっていますが.....。

座席事情

この列車の座席クラスは2択です。

1つ目はPreferenteで、日本でいうところのグリーン車に相当します。「いきなりグリーン車!?」なんて思われるかもしれませんが、あくまでも寝台ではなく座席です。

とは言ってもシェル型でシートピッチも飛行機のビジネスクラス並みに広いのでフルフラットとまではいかなくても遠慮なく限界までリクライニングできます。

2+1の座席配置なのでソロ旅の場合は1人掛けを確保すると隣を気にしなくていいのでおすすめでした。(過去形であることを強調しておきます)

(これが昼行列車にも充当されていたらどれだけ快適なことか......)

2つ目は寝台です。筆者は寝台は利用していないので詳細は正直のところ分からないですが、2段ベッドのコンパートメントになっていました。

実際に乗ってみた感想

Preferente席からー間もなく終着ビーゴ(Vigo)

筆者はサラゴサに用事があったのでバルセロナからではなくサラゴサ(デリシアス駅)からの乗車でした。(乗車したのは座席車でした。)

サラゴサ近辺は基本的にヨーロッパにいるとは思えないような砂漠のような荒々しい景色が広がっていますが、夜間の乗車なので真っ暗で分かりません。地中海沿岸部からマドリードにかけても似たような景色が広がっていることが多いですね。

しかし夜が明けて目が覚めたらあら不思議、まるで国が変わったのかと思うほど景色が様変わりしているではありませんか!

森に覆われた渓谷を走っていたかと思えば一面ブドウ畑になったり......そして再びうたた寝をして意識が戻るといつの間に入り江に沿って走っていました。なるほど、終着はもうすぐですね。

実際に乗ってみた感想ですが、乗り心地としては座席車については夜行バスよりは遥かに快適でした。しかし、質の良い睡眠を確保するならやはり横になれる寝台には勝ち目がありません.....。

それと余談ですが、ビーゴ駅はカーブのある頭端式ホームになっており、函館駅と雰囲気が似ています(笑)。

スペイン北西部の最大都市ビーゴと対岸のカンガス

ビーゴとカンガス

終着のビーゴには着きましたが、実際に潜りに行くのはビーゴから入り江を挟んで反対側にあるカンガスという町です。

潜る前に2つの街/町をおさえておきましょう。

スペイン有数の水産都市ビーゴ

ビーゴの街並み

ビーゴはスペイン北西部に位置するガリシア州の最大都市で、同国最大規模の漁港を持つなど、水産業が基幹産業となっています。簡単に言い換えると、美味しい海産物がいっぱい食べれるということですね。

特にムール貝の生産は同国トップクラスで、市内で日替わりランチを頼んだらしれっと登場するほどです。

前項で駅の雰囲気が函館に似ていると言及しましたが、駅に限らず坂道が多いところもある意味函館に似ているかも(笑)。城跡に登れば川なのか海なのか分からない深く青い入り江の眺めを満喫できること間違いなしです。

ちなみにビーゴを含むガリシア州は冷涼湿潤で、夏でも最高気温は25℃以下夜間は10℃台かそれ以下まで下がります。

入り江は挟んだ対岸はのんびりとしたカンガス

カンガス

ビーゴからフェリーで対岸へ向かうとカンガスという町に着きます。町自体はのんびりしていますが、まるでカリブ海にでもいるのかと思うような青松白砂なビーチが海水浴客の人気を集めています。水温は20℃もあるか怪しいですが(笑)。

ビーゴほど目立った観光スポットがあるわけではありませんが、時間が止まったような灰色の旧市街は散歩していて楽しいです。

あと、食費がビーゴより比較的に安かったような....。9ユーロだったか10ユーロだったかの日替わりランチでビール、カレイの塩焼きみたいなもの(フライドポテトとサラダつき)、ムール貝のワイン蒸し、デザートが出てきたときは衝撃でしたね。

夜はビール2本とコロッケとパンをお替りしまくって、時々プラスアルファでなんか頼んで20ユーロいってたかいってなかったか.....。

カンガスで2ダイブ!見どころはムール貝をはじめ盛沢山でした!

カンガスでダイビング

結論から言えばここはまさしく「北の海」ならではの光景が見られる素敵な場所でした。

今回は2ダイブ潜ったので1ダイブずつ見ていきましょう。ちなみにカンガスでのダイブスタイルは全てボートで、干満の差が激しいのでエントリーはだいたい午後です。

そしてダイビングログに入る前に....7月末でしたが水温は13℃、ウェットスーツで強行したら死ぬかと思ったので大人しくドライスーツを着用しましょう(笑)。

1ダイブ目:ムール貝の養殖棚

ムール貝の養殖棚

日本では宮城県などで牡蠣棚ダイビングができますが、ここではそのムール貝バージョンが楽しめます。

入り江は栄養分が豊富なので透明度は10mにも満たないぐらいですが、ムール貝の養殖棚の中は深度10mから水面までなんとか見える程度にきれいでした。(さすがは天然のろ過装置....

数珠繋ぎになっているムール貝はとにかく圧巻です。これはスペイン北西部で潜られる際にぜひ見ていただきたい光景です。

養殖棚には他にも養殖棚を隠れ家のように使う小魚やアジの群れなども見られました。

2ダイブ目:それは開いた口が塞がらない光景で....

クモヒトデがびっしり

2ダイブ目は海藻のジャングルを攻略しました。緑がかっていましたが、8mは見えていたと思います。

海藻の森を覗けば小魚が隠れていたり、色鮮やかなウニが食事していたり.....それにしても真っ黒なクモヒトデが葉にびっしりついているのを見たときは心臓が止まるかと思いましたね(笑)。

ただこれはまだ序の口で、5分後は開いた口が塞がらずにレギュレータすら外れてしまっていました。

 

水底が一面クモヒトデで埋まっていたのです.....。しかもサメが一部クモヒトデに覆われた状態で寛いでいて突っ込む気も失せました(笑)。

サメは....嫌がっていない....(笑)

今思えばワイドレンズがあればより生々しくも圧巻な写真になったのだろうと思うわけです。あのクモヒトデたちは元気にしてるだろうか.....(笑)。

ちなみにエグジット直後にイルカにエスコートされました。

スペインに来たらぜひカンガスでムール貝ダイビングを!

今回はスペイン北西部への潜り鉄記録を掘り出してみました。

クモヒトデはさすがに好き嫌い分かれると思いますが、数珠つなぎになったムール貝は圧巻なので是非とも見ていただきたいです!

ダイビングが終わったら死ぬほど空腹になっていることを保証します(笑)。

当時はOllo do Marというダイビングサービスにお世話になっていましたが、コロナの影響を食らったのか現在は営業していない模様なのでCiesubに当たってみるのが無難でしょう。

さて、しばらく潜る予定がないのですが次回はいかがしましょうか.....。

あ、相鉄の出番が来るかもしれません.....。